ポケモンとお洒落はよく似てる。

ポケモンとおしゃれはよくにてる。

ポケモン金銀、ニンテンドーカップ2000、ジムリーダーの城の考察です。明日は忍ばない。

初手エースは危険のき?

相手が初手にエース*1を選出するのはどのような場合でしょうか。①明確な受けが不在な時、②主力技が広く等倍以上で通される時、③素早さ全抜きされる時、④戦略上有効な時、⑤出せるカードが他に無い時…等々の判断された場合ではないでしょうか。最後のケース以外はエースを初手で出されたときは危険な信号かと思いました。どの程度数字に表れるのか調べてみました。

 

参考にさせていただいたのは、主にドラゴンサマーさん主催のプチドラサマ杯やクラヴハンマーさん主催の蟹杯のログを公開してもらっている大会です。

<データ収集にあたり>

・特に許可をいただいているわけではありません

・2020年以降のデータを抽出しました

・対象の試合範囲は私が追えたものに限ります

・1782ケース(891試合)からのデータです

・上記母数からエースがパーティ不在ケース(バランスパーティ)は抜いています

・更にエースバランス融合パーティ*2のケースも母数から抜いています

 

初手エースの確率

まずは、初手がエースである確率を確認しました。

  のべ合計 初手エース数 確率
エースパーティケース 1584 480 30.3%
(内訳)
  55エース 1478 436 29.5%
  54エース 18 4 22.2%
  53エース 88 40 45.5%

結果を見ると30%。55Wパーティが多くを占めることを考えると、55Wパーティから無作為に1体選択してエースである確率は33.3%。この値と比べると、多少は初手はエースを控えて使用している傾向が見られるといっていいのでしょうか。53エースの値が高いことが気になるところです。53エースパーティは初手エースに据えて場を荒らしていきたい想いが籠ってるとか?

初手エースの勝率

本題の初手エースは勝ちにつながっているのか確認しました。

  初手エース数 勝ち 勝率
エースパーティケース 480 247 51.6%
(内訳)
  55エース 436 226 52.0%
  54エース 4 2 50.0%
  53エース 40 19 47.5%

※引き分けを除いた値で勝率は計算

どのエースケースも大きな差は無く、誤差の範疇で50%前後となりました。初手エースが大きく勝ちにつながっていないことがわかります。もしかしたら微有利ぐらい…かもしれません。

 

初手カビゴンエースの勝率

本題から少し外れますがカビゴンエースは特殊かと思い別途確認してみることにしました。というのも、各パーティでほぼ確実に対策されている対象であり、エースとして存在した場合は受けがいる可能性は高確率と想像できるためです。そのため、カビゴンエースに限っては初手選出時は勝率が悪いかと思いました。

エース参加回数 325
エース使用時勝率 53.4%
初手エース回数 97
初手エース時勝率 56.3%

カビゴンエースの勝率の高さはもとより、結果的は予想と異なり初手カビゴンエース時は後発カビゴンエース時に比べて多少勝率高くなりました。使い手側としては、受けの対象が想像できるからなどが勝率高につながるのでしょうか。

 

まとめ

今回覚えておきたいのは以下の点です。

  • 初手エースが選出される確率は30%程度
  • 初手エースが選出されたときの勝率は52%程度
  • 初手カビゴンエースが選出されたときの勝率は56%程度

初手エースは決して危険信号ではなく、選出されても慌てず行動できれば十分勝てるデータであったと感じます。とまとめてみたものの、集計を行うとまだ母数の不足感が否めません。参考程度、オカルト的な趣味データにしたいと思います。

 

*1:レベル53以上の1体を指すことにします

*2:53,52,52,51,51,50のようなエースパーティもバランスパーティも組める特殊レベルの組み合わせを指します

最遅アリアドスは2021トレンド(見込み)なので先手を打つ

最遅アリアドスによる高速バトンというテクニックを拝見しました。無傷でバトン先をフィールドに立たすことを目指した戦術であり、参照元では"後攻高速バトンテクニック"と称しています。素早さ努力値をコントロールするという発想はまるで無かったため、非常に感心した次第です。

参照元1:金銀ネタ(下書き復活)(太鼓バトンプテラ/寝言ガラ/アリアドス) 飢えたヒツジ

参照元2:マイナー・変態型奇襲まとめ(3ページ目) - ジムリーダーの城 対戦考察Wiki

 

 

考えられる対策

初見では厄介であると思ったため、対策について検討します。わかりやすい対策は、

  1. 高速移動アリアドスより遅いポケモンで殴る(後出しOK)
  2. 吹き飛ばし、吠えるを使用する(後出しOK)
  3. 対面したポケモンアリアドスを2発で撃墜する
  4. 後出ししたポケモンアリアドスを1発で撃墜する

あたりになろうかと思います。1.は参照元に記載あるため見ていただきたいですが、カビゴン(Lv.問わず)が該当すると覚えておきたいです。3.4.について、アリアドスの耐久力を計算したことなかったため、確認することにしました。ここではアリアドスのレベルは50とします。(※手持ちシートで計算しているため誤差はご了承いただきたいです)

 

アリアドスが2発受け切る(かも)

対面したときに2発で落とせない可能性があるパターンを列挙しました。総じてLv.50では2発耐えてくるケースが少なくないと覚えておきたいです。そのため、疑わしいときは無理に攻撃せず、飛ばし持ちへの交代や1発で落とせるポケモンへの交代を選択肢としたいです。(カビゴンアリアドスに先行されますが、参考に載せています。)

レベル 相手 技名 最低 最高
50 ドンファン じしん 46.0% 54.5%
50 ハッサム めざめるパワー岩 46.0% 54.5%
50 マルマイン かみなり 46.0% 54.5%
50 ライコウ 10まんボルト 46.0% 54.5%
50 サンダース 10まんボルト 44.9% 52.8%
50 ヘラクロス めざめるパワー岩 44.3% 52.3%
50 カビゴン おんがえし 43.8% 51.7%
50 カビゴン かえんほうしゃ 43.2% 51.1%
50 ゴローニャ じしん 43.2% 51.1%
50 ゲンガー かみなり 42.0% 50.0%
50 スターミー なみのり 42.0% 49.4%
50 ニョロボン ハイドロポンプ 42.0% 50.0%
50 ポリゴン2 すてみタックル 42.0% 50.0%
50 フシギバナ めざめるパワー炎 41.5% 48.9%
50 キングドラ なみのり 40.3% 47.7%

 

レベル 相手 技名 最低 最高
55 カイリキー すてみタックル 46.0% 54.5%
55 ハッサム すてみタックル 46.0% 54.5%
55 ニドキング じしん 46.0% 54.5%
55 カビゴン のしかかり 43.8% 51.7%
55 ミルタンク おんがえし 43.2% 51.1%
55 ポリゴン2 おんがえし 43.2% 51.1%

アリアドスが1回受けきる(かも)

1発で落とせない可能性があるパターンを列挙しました。50ナッシーのサイコキネシスや55バンギラスの岩雪崩の名前が挙がっていることを覚えておきたいです。後者は特に7割方耐えられるため要注意で、後出しはしない方が良さそうです。

レベル 相手 技名 最低 最高
50 ナッシー サイコキネシス 92.6% 109.1%
50 ギャロップ だいもんじ 92.6% 109.1%
50 キュウコン だいもんじ 92.6% 109.1%
50 リザードン かえんほうしゃ 89.8% 105.7%
50 ヘルガー かえんほうしゃ 89.8% 105.7%
50 バクフーン かえんほうしゃ 89.8% 105.7%
50 ルージュラ サイコキネシス 88.1% 104.0%
50 スターミー サイコキネシス 79.5% 93.8%

 

レベル 相手 技名 最低 最高
55 バンギラス いわなだれ 89.8% 105.7%
55 サイドン いわなだれ 88.1% 104.0%
55 カイリュー だいもんじ 84.7% 100.0%
55 カイリュー めざめるパワー飛 84.1% 98.9%
55 バンギラス だいもんじ 81.8% 96.6%
55 ゲンガー サイコキネシス 76.1% 89.8%
55 ニドキング だいもんじ 76.1% 89.8%
55 ピクシー だいもんじ 76.1% 89.8%

 

まとめ

  • 後攻高速バトンテクニックというものがある
  • アリアドスはLv.50の攻撃2発を耐えてくるケースが少なくない
  • 50ナッシー、55バンギラスによる後出し1発撃墜は危うい
  • まずは吹き飛ばし、吠える持ちへの交代を選択肢に
  • 上記できない場合、カビゴン後出しで殴る

 

以上となります。アリアドスの技構成として、自爆対策の守るがあることは覚えておきたいですね。2021年も新しい戦術を見てみたいものです。

ガルーラだって暴れたい。

55遺伝子ケンタロスのような(というか丸パクリの)55遺伝子ガルーラはどの程度能力があるか検討します。型は、55ガルーラ@破壊の遺伝子 捨て身タックル/破壊光線/地震/大文字 とします。

ケンタロス種族値を比べると、攻撃種族値は5低く、素早さは20低くなっています*1。速攻という点ではケンタロスに及びませんが、耐久力が優るため一概に劣化とは言えない可能性があります。

以下、手持ちシートを用いて確認しているため誤差が数%生じており参考程度にしてください

 

攻撃面

捨て身タックルの使用ライン(vs LV.50)

メインウエポンとなる捨て身タックルを、Lv.50相手に使用する範囲について確認します。

No. 対象 ケンタロス ガルーラ
31 ストライク 106% 125% 103% 121%
32 ヘラクロス 104% 123% 101% 119%
33 リザードン 104% 122% 99% 117%
34 バクフーン 104% 122% 99% 117%
35 ニドキング 103% 121% 99% 117%
36 ゴルダック 103% 121% 98% 116%
37 ライコウ 99% 117% 96% 113%
38 デンリュウ 99% 117% 96% 113%
39 リングマ 99% 117% 96% 113%
40 ニョロトノ 99% 117% 96% 113%
41 ピクシー 99% 116% 95% 112%
42 フシギバナ 98% 116% 95% 112%
43 クロバット 98% 115% 95% 112%
44 ランターン 97% 115% 94% 111%
45 カイロス 95% 112% 92% 109%
47 カイリキー 95% 112% 92% 109%
48 ウインディ 95% 112% 92% 109%
49 ジュゴン 95% 112% 92% 109%
50 ギャラドス 94% 111% 91% 106%
51 ケンタロス 93% 109% 90% 106%
52 キングドラ 93% 109% 90% 106%
53 シャワーズ 94% 111% 91% 107%
54 グライガー 92% 109% 89% 105%
56 ベトベトン 92% 109% 89% 105%
57 ガラガラ 92% 108% 89% 105%
58 サンダー 92% 109% 89% 105%
59 ポリゴン2 91% 107% 88% 104%
60 ニドクイン 91% 107% 87% 103%
61 イノムー 91% 107% 88% 103%
62 ナッシー 90% 106% 87% 102%
63 ヌオー 90% 106% 87% 102%
64 ファイヤー 89% 105% 86% 101%
65 ガルーラ 89% 104% 86% 101%
66 カメックス 88% 104% 85% 101%
67 メガニウム 88% 103% 85% 100%

 上記でわかるのは、ケンタロスは(58) サンダー辺りまでは有利にすてみタックルを振れそうです。一方でガルーラは(49) ジュゴン 辺りまでとなります(※3代目魔人島様のダメージ計算ツールを使用させていただくと、(50) ギャラドスまでが50%を超える確率となりそうです、すみません)。つまり、(51)~(58)が扱える差であり、後述の破壊光線のラインになります。ベトベトン、ガラガラ、サンダーあたりは覚えておきたいです。

 

破壊光線の使用ライン(vs LV.50)

続けて切り札となる破壊光線を使ったときの差を見てみます。

No. 対象 ケンタロス ガルーラ
50 ギャラドス 117% 138% 113% 133%
51 ケンタロス 116% 136% 112% 131%
52 キングドラ 116% 136% 112% 131%
53 シャワーズ 117% 138% 113% 133%
54 グライガー 115% 136% 111% 130%
56 ベトベトン 115% 136% 111% 131%
57 ガラガラ 115% 136% 111% 131%
58 サンダー 115% 135% 111% 131%
59 ポリゴン2 114% 134% 110% 129%
60 ニドクイン 113% 134% 109% 129%
61 イノムー 114% 134% 109% 129%
62 ナッシー 112% 132% 108% 127%
63 ヌオー 112% 132% 108% 127%
64 ファイヤー 111% 131% 107% 126%
65 ガルーラ 111% 131% 107% 126%
66 カメックス 110% 130% 106% 125%
67 メガニウム 110% 129% 105% 124%
68 ニョロボン 107% 126% 103% 121%
69 カイリュー 107% 125% 103% 121%
70 オーダイル 107% 126% 103% 121%
71 サンドパン 106% 124% 102% 120%
72 マタドガス 105% 123% 101% 119%
73 フリーザ 104% 122% 100% 118%
74 エンテイ 102% 120% 98% 116%
76 カビゴン 100% 117% 96% 113%
77 ラプラス 99% 117% 95% 112%
78 ミルタンク 98% 115% 94% 111%
79 ブラッキー 95% 112% 92% 108%
80 ヤドラン 95% 112% 92% 108%
83 ドンファン 91% 108% 88% 104%
85 スイクン 90% 106% 86% 102%
88 パルシェン 85% 101% 82% 97%

 上記でわかるのは、ケンタロスは(80) ヤドラン辺りまでは1発落としを狙って破壊光線を振れそうです(※同じくダメージ計算ツールを使用させていただくと、(83) ドンファンまでが50%を超える確率となりそうです、すみません)。一方で、ガルーラも(80) ヤドラン辺りまでとなります。Lv.50に対して破壊光線を使える範囲は実は大きく変わらないということがわかります。選出頻度高のスイクンパルシェンが残りますが、どちらに関しては毒やまきびし、やどりぎの12.5%が足されると何とかなるという美しさです。

 

捨て身タックルの使用ライン(vs LV.55)

今度はエース相手を検討します。同じように捨て身タックルから見てみます。耐久が低いポケモンは除いております。

No. 対象 ケンタロス ガルーラ
12 サンダース 107% 127% 104% 122%
13 オコリザル 107% 127% 104% 122%
14 エーフィ 107% 127% 104% 122%
15 ブースター 107% 127% 104% 122%
16 ペルシアン 107% 127% 104% 122%
17 マルマイン 101% 119% 98% 115%
18 ドードリオ 101% 119% 98% 115%
19 キリンリキ 101% 118% 97% 114%
20 ギャロップ 98% 116% 95% 112%
21 ハリーセン 95% 112% 91% 108%
23 ドククラゲ 95% 112% 92% 108%
24 ウツボット 95% 112% 92% 108%
26 ワタッコ 93% 110% 90% 106%
27 ハピナス 92% 109% 89% 105%
28 キュウコン 91% 107% 87% 103%
29 スターミー 91% 107% 87% 103%
31 ストライク 89% 104% 85% 101%

 上記でわかるのは、ケンタロスは(27) ハピナス辺りまで、一方でガルーラは(24) ウツボット 辺りまでとなります。つまり、(25)~(27)が扱える差となりますが、この間はエースとして出てくる可能性は極めて低そうであり、実質差はないと思います。

 

破壊光線の使用ライン(vs LV.55)

攻撃面に最後にエース相手に破壊光線を使用した際の検討です。最も重要な比較点かと思っています。

No. 対象 ケンタロス ガルーラ
29 スターミー 113% 134% 109% 129%
30 レアコイル 56% 66% 54% 64%
31 ストライク 111% 131% 107% 126%
32 ヘラクロス 109% 128% 105% 124%
33 リザードン 108% 127% 104% 123%
34 バクフーン 108% 127% 104% 123%
35 ニドキング 107% 126% 103% 121%
36 ゴルダック 106% 125% 103% 121%
37 ライコウ 103% 122% 100% 117%
38 デンリュウ 103% 122% 100% 117%
39 リングマ 103% 122% 100% 117%
40 ニョロトノ 103% 122% 100% 117%
41 ピクシー 102% 120% 99% 116%
42 フシギバナ 102% 121% 99% 116%
43 クロバット 102% 121% 99% 116%
44 ランターン 102% 120% 98% 115%
45 カイロス 99% 117% 95% 112%
47 カイリキー 100% 117% 96% 113%
48 ウインディ 100% 117% 96% 113%
49 ジュゴン 100% 117% 96% 113%
50 ギャラドス 98% 115% 94% 111%
51 ケンタロス 97% 114% 94% 111%
52 キングドラ 97% 114% 94% 111%
53 シャワーズ 97% 114% 93% 110%
54 グライガー 96% 113% 93% 109%
56 ベトベトン 96% 113% 93% 109%
57 ガラガラ 96% 113% 92% 109%
58 サンダー 96% 113% 93% 109%
59 ポリゴン2 95% 112% 91% 108%
60 ニドクイン 95% 112% 91% 107%
61 イノムー 95% 112% 91% 108%
62 ナッシー 94% 110% 90% 106%
63 ヌオー 94% 110% 90% 106%
64 ファイヤー 93% 109% 89% 105%
65 ガルーラ 93% 109% 89% 105%
66 カメックス 92% 108% 88% 103%
67 メガニウム 91% 107% 87% 103%
68 ニョロボン 89% 105% 87% 102%
69 カイリュー 89% 105% 86% 101%
70 オーダイル 89% 105% 85% 100%
71 サンドパン 88% 104% 85% 100%
72 マタドガス 88% 103% 84% 99%
73 フリーザ 87% 102% 83% 98%
74 エンテイ 85% 100% 82% 97%
76 カビゴン 83% 98% 80% 94%
77 ラプラス 83% 97% 80% 94%
78 ミルタンク 81% 96% 79% 93%
79 ブラッキー 79% 93% 76% 90%
80 ヤドラン 79% 93% 76% 90%
83 ドンファン 76% 90% 73% 87%
85 スイクン 75% 88% 72% 85%
88 パルシェン 71% 84% 68% 81%

上記でわかるのは、ケンタロスは(66) カメックス辺りまで、一方でガルーラは(58) サンダー辺りまでとなります(※先同様ですが(59) ポリゴン2と(60) ニドクインも実際は50%は超えているようです)。つまり、(61)~(66)が扱える差となります。中でもエースで出る可能性としてファイヤー、ガルーラあたりは念頭に置くべきと考えます。

 

地震の突破ライン(vs LV.55)

岩鋼霊に対しては地震を撃つことになりますが、そちらの通りの良さを確認します。最も硬い部類のLv.55仕様で検証します。

No. 対象 ケンタロス ガルーラ
82 バンギラス 69% 81% 66% 78%
84 ゴローニャ 68% 80% 66% 77%
86 フォレトス 33% 39% 32% 38%
87 ツボツボ 33% 38% 31% 37%
89 サイドン 63% 74% 61% 72%
90 ハガネール 51% 60% 49% 58%

 いずれもエース使用時では、弱点を突ければ2発で落とせる範疇なのがわかりました。ここでの差は無いと言っていいと思われます。

素早さ面

素早さの確認です。55ケンタロスであれば抜けるが、55ガルーラであると抜けないというのが下記リストです。ケンタロスと比べて1ターン相手に与えるのはどのラインか確認します。

ケンタロスであれば抜けたLv.50群
120 ダグトリオ
フーディン
115 ペルシアン
スターミー
ニューラ
ライコウ
110 ゲンガー
ケンタロス
ワタッコ
エーフィ
105 ギャロップ
ストライク
エレブー

フーディン、スターミー、ゲンガーのような補助技を使用する輩が気になります。ケンタロスであれば無意識に攻撃を振れますが、ガルーラは相手に身代わりや電磁波を使用されるターンが生じるため、特に注意しなくてはいけません。

ケンタロスであれば抜けたLv.55群
105 ギャロップ
ストライク
エレブー
100 リザードン
オニドリル
ライチュウ
キュウコン
ドククラゲ
ドードリオ
サンダー
バクフーン
ミルタンク
エンテイ
97 ラッタ
95 オコリザル
ウインディ
ルージュラ
ネイティオ
ヤンヤンマ
へルガー
93 ブーバー
91 ピジョット
ヤミカラス
90 ピカチュウ
モルフォン
ガルーラ
バリヤード
ファイヤー
オオタチ

 Lv.55に焦点を置くと、サンダー、ミルタンクバクフーン、ファイヤーのような高頻度で選出されるエースがいることが気になります。特に前2体は補助技から立ち回るケースが十分に考えられるため対面は控えたいです。

 

防御面

 許容できる相手からのダメージ期待率

ガルーラがケンタロスにアドバンテージを取れるのが防御面です。前段に、自傷ダメージの確認です。破壊の遺伝子で攻撃ランクが2段階上昇している中、55ケンタロスは17~21%、55ガルーラは16%~19%の自傷ダメージが入ります。この値をS[%]として、簡略化のため平均値を取るとケンタロスはS=19[%]、ガルーラはS=17.5[%]となります。相手から受けるダメージの期待率をD[%]として、何回まで混乱ターンが許容できるかを比較します。このターン数をi(i=1,2,3…)とします。

 このとき、相手を1発で倒せるのか2発で倒せるのか、また先行か後攻かで許容できる範囲は異なってくるためそこを分けて検討すると、下記の式が成り立ちます。

混乱許容ターン 1発撃墜 1発撃墜 2発撃墜 2発撃墜
i 先行 後攻 先行 後攻
1 D+S<100 2D+S<100 2D+S<100 3D+S<100
2 2(D+S)<100 3D+2S<100 3D+2S<100 4D+2S<100
3 3(D+S)<100 4D+3S<100 4D+3S<100 5D+3S<100

この表から相手のダメージ期待率Dの式で解き、かつ実際の数値を代入してみます。

 

【許容できる相手からのダメージ期待率D[%]】

ケンタロス

混乱許容ターン 1発撃墜 1発撃墜 2発撃墜 2発撃墜
i 先行 後攻 先行 後攻
1 81.0 40.5 40.5 27.0
2 31.0 20.7 20.7 15.5
3 14.3 10.8 10.8 8.6

 <ガルーラ>

混乱許容ターン 1発撃墜 1発撃墜 2発撃墜 2発撃墜
i 先行 後攻 先行 後攻
1 82.5 41.3 41.3 27.5
2 32.5 21.7 21.7 16.3
3 15.8 11.9 11.9 9.5

 高火力も相まって自傷ダメージも大きく、1~2回程度しか混乱を許容できるターンは無いと心に留めた方が良さそうです。

ケンタロスとガルーラの差となる実例

先の表を基に、ケンタロスとガルーラで具体的にどのようなケースで違いが生じてくるか、気になった例をピックアップします。相手は補助技を使用せずにすべて攻撃をしてくる前提、また双方すべての攻撃が当たる前提での計算値です。

 

<先行1撃で倒せる相手>

ガルーラは2回まで混乱を許せるが、ケンタロスでは1回までしか許せない例です。

  ケンタロス ガルーラ
相手レベル 相手 攻撃技 最低 最大 最低 最大
50 サンダー 10まんボルト 36% 43% 29% 34%
50 ファイヤー かえんほうしゃ 36% 43% 29% 34%
50 ナッシー サイコキネシス 34% 41% 27% 32%
50 ルージュラ れいとうビーム 34% 41% 27% 32%
50 ドククラゲ ハイドロポンプ 34% 41% 27% 32%
50 オムスター なみのり 34% 41% 27% 32%
50 ランターン ハイドロポンプ 33% 39% 26% 31%
50 カビゴン おんがえし 30% 35% 29% 34%
50 キングドラ なみのり 30% 35% 24% 29%
50 ギャラドス ハイドロポンプ 29% 35% 23% 27%
50 ライチュウ 10まんボルト 29% 35% 23% 27%
50 ポリゴン2 すてみタックル 29% 34% 27% 32%
55 キングドラ なみのり 36% 42% 29% 34%
55 ギャラドス ハイドロポンプ 34% 41% 27% 32%
55 ベトベトン ヘドロばくだん 31% 36% 29% 34%
55 ポリゴン2 おんがえし 29% 35% 27% 32%

 素直に攻撃をしてくるのか不安になる面々ですが、メジャーどころの名前とレベルが連なるため良しとします。サンダーあたりは覚えておいた方が良さそうです。

 

<後攻1撃で倒せる相手>

ガルーラは1回混乱を許せるが、ケンタロスは混乱することが許されない例です。

  ケンタロス ガルーラ
相手レベル 相手 攻撃技 最低 最大 最低 最大
55 スターミー ハイドロポンプ 46% 55% 37% 44%
55 フーディン サイコキネシス 43% 52% 34% 41%
55 ライコウ 10まんボルト 41% 48% 32% 38%
55 マルマイン かみなり 41% 48% 32% 38%
55 サンダース 10まんボルト 40% 47% 32% 38%
55 ケンタロス すてみタックル 39% 46% 37% 44%
55 スターミー なみのり 37% 44% 29% 35%
55 ゲンガー かみなり 37% 44% 29% 35%

先手を取られるため補助技は十分に気を付けなくてはなりません。特殊エースの面々はやはりガルーラの方が勝率が良さそうと覚えておきたいです。

 

<先行2撃で倒せる相手>

ガルーラは1回混乱を許せるが、ケンタロスは混乱することが許されない例です。

  ケンタロス ガルーラ
相手レベル 相手 攻撃技 最低 最大 最低 最大
50 ゴローニャ ばくれつパンチ 39% 46% 37% 44%
55 サイドン じしん 39% 46% 37% 44%
55 カブトプス じごくぐるま 38% 45% 37% 43%
55 ゴローニャ じごくぐるま 37% 44% 36% 42%
55 ドンファン じしん 37% 44% 35% 42%
55 ヤドラン なみのり 37% 44% 29% 35%

 55ドンファンは考えられますが、その他メジャーどころでは差がありませんでした。

 

まとめ

遺伝子持ちのケンタロスと比べてガルーラの気になった相違点を以下にまとめます。

  1. ガルーラはLv.50ベトベトン、ガラガラ、サンダーを捨て身タックルで突破できる可能性は50%未満
  2. Lv.50を破壊光線で倒せる範囲にあまり差はない
  3. Lv.55を捨て身タックルで倒せる範囲にあまり差はない
  4. ガルーラはLv.50ファイヤー、ガルーラを破壊光線で突破できる可能性は50%未満
  5. ガルーラはLv.50フーディン、スターミー、ゲンガーに先手を取られる
  6. ガルーラはLv.55サンダー、ミルタンクバクフーン、ファイヤーに先手を取られる
  7. ガルーラはLv.50サンダー(10まんボルト)を自傷込みでも1ターン多く耐えれる
  8. ガルーラはLv.55スターミー(ハイドロポンプなみのり)・ライコウ(10まんボルト)・フーディン(サイコキネシス)を自傷込みでも1ターン多く耐えられる
  9. ガルーラはLv.55ドンファン(地震)を自傷込みでも1ターン多く耐えられる

 

最後に55ガルーラ@破壊の遺伝子を使用する上では、覚えておきたいのは下記となります。

  • 特殊アタッカー壊しとしては十分期待できる
  • 素早さ上からのいばみがや電磁波撒き対策は入念に
  • まきびしや毒によるダメージサポートを厚くすると吉
  • 55カビゴンへの対策を厚くする

カビゴン対面考察ができておりませんが、厳しい戦いになるのはケンタロスと同様です。ところどころ怪しいところがありますが、まとめとしては以上です。”混乱自傷ターンが多いかなあ”って方にお薦めです。

*1:ケンタロス 75-100-95-40-70-110、ガルーラ105-95-80-40-80-90。

遺伝子には遺伝子で対抗せよ(なお、できない)

どうしても55ケンタロス@破壊の遺伝子に抗いたく、カビゴンでも鋼岩格闘でもない何かを考えていました。今回案として55ガルーラ@破壊の遺伝子を考えたいと思います。条件としては、(1)ケンタロスの破壊光線等に耐えうる (2)ケンタロスを1撃で撃墜できる としました。狙いとしては破壊光線の受けで出して、反動の隙に殴り落とすことです。

(1) 遺伝子破壊光線に対する耐久力

55ケンタロス、攻撃2段階上昇の破壊光線による55ガルーラのダメージ率は93%~109%(56%の確率で1発落ち)となりました。残念ながら受けとはならず。ですが命中率を込みにすれば丁度50%ぐらいだし良し!

(2) ケンタロスに対する撃墜力

55ガルーラの攻撃2段階上昇の破壊光線で、55ケンタロスのダメージ率は94%~111%(64%の確率で1発落ち)となりました。相手より率が高く、命中率込みで50%を超えてるし良し!

具体的にどの程度いけるのかPBSTools(PBSTools(ツールひな形) - ジムリーダーの城 対戦考察Wiki*1を使用させていただきタイマン検証しました。55ケンタロスと、せっかくなので55ガルーラの複数フルアタ型で殴り合ってもらいます。

【条件】

ケンタロスは破壊の遺伝子持ち

ケンタロスは基本破壊光線選択。ただしガルーラHP1割未満で地震切替

③ガルーラは補助技を使用しない

 

<結果>

ガルーラ持ち物 ガルーラ使用技 ガルーラ勝率[%] 備考
破壊の遺伝子 破壊光線 41 ケンタHP1割未満で地震切替
先制のツメ 破壊光線 37 同上
ひかりのこな 破壊光線 37 同上
食べ残し 破壊光線 33 同上
破壊の遺伝子 捨て身タックル 29 -
先制のツメ 捨て身タックル 28 -
ひかりのこな 捨て身タックル 27 -
食べ残し 捨て身タックル 24 -
破壊の遺伝子 のしかかり 28 -
先制のツメ のしかかり 47 -
ひかりのこな のしかかり 47 -
食べ残し のしかかり 44 -

先制のツメ+のしかかりの組み合わせが互角に近い戦いができ想定外でした。これ本当にツールの使い方が合っていたのか心配になるところです。もとより期待していた破壊の遺伝子+破壊光線ガルーラの勝率は4割程度で頭を抱えたところでしたが、その他を見てもタイマン殴り合いでは遺伝子ケンタロスにガルーラは有利が取れないとわかりました。抗うにはフルアタではなく眠るかメロメロか鈍いかそのあたりを交えて考慮するべきでした。

当初考えていた受けからのシチュエーションというのを技量不足でツールにて検証できませんでしたが、机上計算で更に上記からガルーラの勝率は10%以上は下がると思われます。遺伝子ケンタロスの優秀さが際立ちます。そもそも吠えれば良いよね?ということにここまで書いて気付かされます。

 

遺伝子ガルーラを考えてみましたが、対面性能ではケンタロスには優らないものの可能性を感じました。もう少し検討してみたいと思った次第です。

*1:素晴らしいツールです。今回勝手ながら使用させてもらっています。

55ドンファン@黄金の実が尊い…

”55ドンファンは黄金の実を持つことで55カビゴンに殴り勝てる” ガラガラでもないのにと思っていましたが、ドンファンはアンコールを持っている可能性があり、カビゴン側は鈍いが使えず殴り合いになるため有利という内容かと思います。
ドンファン地震カビゴン@食べ残しは確定4発、一方カビゴン捨て身タックルでドンファンは3~4発で落ちます。ここでドンファンが黄金の実を持っていると97%で3発は耐えます。そのためドンファン大幅有利となっております。食べ残しでは90%で3発耐える計算であり、確率的にも黄金の実の方が優秀ということになります。

ここでのポイントは次の通りです。
①先行の必要撃墜攻撃回数[道具回復込]=後攻の必要撃墜攻撃回数[道具回復込]
②後攻の必要撃墜攻撃回数[道具回復無]>後攻の必要撃墜攻撃回数[道具回復込]
③先行黄金の実の回復量[固定値30]>先行食べ残しの回復量[HP6.25%×(後攻攻撃回数-1)]
④先行アンコール持ち

ここで書いた必要撃墜攻撃回数は、高確率での撃墜回数としています。
カビゴン相手にこの条件揃えるのはドンファンだけではないでしょうか。これは代替が無い戦い方になろうかと思います。というのも④アンコール持ちという条件がハードルを上げていますね。仮に剣の舞アンコ両立ウツボットが実現しても成立しないハードルです。アンコールドンファン尊い


特にまとめも無いのですが、食べ残しをエース以外に回すことができるのは非常に有益なため、ドンファン@おうごんのみに感心したところです。どっかでエース@おうごんのみで実用的なパターンを探求してみたいと思った次第です。高速フルアタエースであれば何かし意味を見出せそうな気もしますが…どうでしょうか。

マルマインほど大爆発が似合う男はいない。

マルマインは、壁を張った状態で相手と爆発共倒れできれば任務達成と言って過言ではありません。しかし、火力不足や装甲の薄さから敬遠されがちのイメージです。もとより、どの程度の火力があるのか確認してみました。型は(10万ボルトor雷、リフレクター、光の壁、大爆発)を想定しています。

 

 

<条件>

・レベルは50とする

・道具は持っていない

・選出されやすい90体を対象に確認

※お手製シートのため誤差があり、その点ご了承ください 

 

大爆発によるダメージ率

ドーブル 137.3% 161.5%
ルージュラ 129.2% 152.0%
フーディン 123.0% 144.7%
サワムラー 116.7% 137.8%
バリヤード 112.3% 132.2%
ライチュウ 107.8% 127.1%
ヘルガー 105.0% 123.8%
エレブー 102.9% 121.1%
ブーバー 102.9% 121.1%
サンダース 101.2% 119.3%
オコリザル 101.2% 119.3%
エーフィ 101.2% 119.3%
ブースター 101.2% 119.3%
ペルシアン 101.2% 119.3%
マルマイン 95.8% 112.7%
ドードリオ 95.8% 112.7%
キリンリキ 93.2% 109.7%
ギャロップ 93.0% 109.4%

確かに1発で落とせる対象が少ないのがわかります。では、10万Vを1回加えるとどの程度になるのでしょうか。上記対象を除いて有利になりそうな範囲を確認します。

 

10万ボルト+大爆発によるダメージ率

ギャラドス 169.2% 199.0%
ハリーセン 167.3% 197.1%
パルシェン 149.4% 176.3%
スターミー 148.8% 175.3%
ストライク 144.9% 171.0%
リザードン 138.6% 163.6%
ゴルダック 138.2% 163.4%
ドククラゲ 134.4% 158.6%
クロバット 133.5% 157.6%
ニョロトノ 126.5% 149.0%
ジュゴン 125.0% 147.4%
ファイヤー 124.0% 145.9%
オーダイル 122.5% 144.5%
カメックス 119.5% 141.1%
ニョロボン 118.9% 139.8%
シャワーズ 115.3% 136.0%
ヤドラン 113.4% 133.8%
キュウコン 111.2% 131.3%
サニーゴ 109.3% 129.2%
バクフーン 109.2% 129.3%
カイロス 108.8% 128.7%
カブトプス 108.4% 128.3%
フリーザ 107.7% 127.0%
ヘラクロス 107.5% 126.9%
リングマ 106.1% 125.0%
ウツボット 105.4% 124.2%
ケンタロス 105.0% 123.8%
プテラ 104.8% 124.2%
ラプラス 103.8% 122.5%
ワタッコ 102.2% 120.4%
ウインディ 102.0% 120.4%
ピクシー 102.0% 119.9%
カイリキー 101.5% 119.9%
ランターン 100.9% 118.6%
マタドガス 100.0% 118.1%
キングドラ 99.4% 117.1%
エアームド 98.8% 117.0%
ハピナス 98.3% 115.8%
オムスター 98.3% 116.5%
サンダー 97.4% 114.8%
スイクン 97.1% 115.0%
ポリゴン2 96.9% 114.1%
ガルーラ 94.8% 111.8%
ベトベトン 94.3% 111.4%

 電気を弱点にするポケモンも多く、選出される幅がメジャーを含めて一気に膨れ上がります。ただ、少し物足りなさを感じたので10万Vを雷にして確認しました。有利とは言えない範囲も広げてみます。

 

雷+大爆発によるダメージ率

ミルタンク 97.5% 115.4%
エンテイ 95.5% 112.7%
デンリュウ 93.4% 110.2%
フシギバナ 91.9% 108.6%
ライコウ 91.8% 108.7%
ナッシー 88.6% 104.5%
ブラッキー 84.6% 99.5%
メガニウム 83.9% 99.5%
カビゴン 82.7% 97.4%

 メジャーどころの名前が並びますが、いずれもあと1歩物足りないといったところでした。一概に雷を推す理由にはなりませんでした。

  

まとめ

以上より、覚えておきたい点は下記の通りです。

50マルマインは、

・10万ボルト+大爆発により初めて幅広い範囲を共連れにすることが可能

・しかし通用しないメジャーどころ(フシギバナライコウ等)が複数有

・10万ボルトを雷にしても大きな差は生じなかった

 

壁を張れさえできれば広く3発の攻撃に耐えられるため*1、攻撃2回行い確実に冒頭の任務をこなすことは可能と考えます。ただし、鈍いを始めとする補助技を有する相手の対応は考えようです。また爆発タイミングは非常に読まれやすいため、爆発に合わせた受けへの交代は容易に考えられ課題は残ります。そういうときのための電磁波やめざパ…ですかね。

*1:50ケンタロス地震も90.3%で3発耐える。しかし、50カビゴン地震は85.1%で3発撃墜のため注意

もう腹太鼓リザードン(50)は恐くない。

相手パーティにリザードンがいると、どうしても腹太鼓を意識せざるを得ません。対策としては素早さが優るアタッカー、タイプ一致の弱点技、岩技での撃墜や飛ばすことを目指したいですが、それ以外で対応できそうなポケモンがいないか、後出しの可能性を含めて調べてみました。

具体的には50リザードンより遅いアタッカーに焦点を置きます。まずは腹太鼓を考慮して50%以上削れるかを計算しました。

 

(選定条件)

 ・選出頻度が高いポケモン、また使用頻度の高いレベル・技に限る

 ・素早さは同値以下に限る

 ・タイプ一致で弱点を突く技は除外する

 ・弱点4倍を突く岩技は除外する

 

以下、ざっくりとしたまとめです。※お手製計算シートのため誤差があろうかと思いますので参考程度にしてください

①50%以上が期待できそう

55 リングマ おんがえし 53% 63%
55 カイリュー 10まんボルト 53% 62%
55 ガルーラ すてみタックル 50% 59%
55 カビゴン おんがえし 47% 56%
55 ニドキング 10まんボルト 47% 55%
50 カビゴン すてみタックル 46% 54%
55 ポリゴン2 すてみタックル 46% 54%
50 ハピナス かみなり 46% 54%

②50%は期待できない

50 ポリゴン2 10まんボルト 45% 53%
55 ニドクイン 10まんボルト 44% 52%
50 バリヤード 10まんボルト 44% 52%
55 ルージュラ れいとうビーム 43% 51%
50 ムウマ でんじほう 42% 50%
55 カイリュー すてみタックル 42% 50%
55 ピクシー すてみタックル 42% 49%
55 カイリキー すてみタックル 41% 49%
55 ハッサム すてみタックル 41% 49%
55 ベトベトン ヘドロばくだん 40% 48%
55 ウツボット ヘドロばくだん 40% 48%
50 ピクシー 10まんボルト 40% 47%
50 カビゴン おんがえし 40% 47%
55 ドンファン すてみタックル 39% 46%
55 フリーザ れいとうビーム 38% 45%
50 バクフーン かみなりパンチ 37% 43%
50 ハピナス 10まんボルト 37% 43%
55 バリヤード サイコキネシス 37% 44%
55 ウインディ すてみタックル 37% 44%
50 カビゴン でんじほう 36% 42%
55 ヘルガー かみくだく 35% 41%
55 ニドキング すてみタックル 33% 39%
50 ミルタンク おんがえし 32% 38%
55 ハガネール すてみタックル 31% 37%

 

50%を見込めるケースは限られていることがわかりました。リザードンは程よく耐久力があることが魅力です。

一方で、腹太鼓後の最大火力50リザードンのパワーはいかがなものでしょうか。上記表に登場するポケモンに対して確認します。リザードンの技構成は[地震、岩雪崩、大文字、腹太鼓]としました。

(1)地震 

55 ドンファン 50% 60%
55 カビゴン 55% 65%
55 ガルーラ 61% 72%
55 ポリゴン2 63% 74%
55 ハッサム 64% 75%
50 ミルタンク 65% 77%
50 カビゴン 66% 77%
55 カイリキー 66% 78%
55 ピクシー 68% 80%
55 リングマ 69% 81%
55 ハガネール 75% 89%
50 ポリゴン2 75% 89%
55 ウツボット 78% 93%
50 ピクシー 82% 96%
50 ハピナス 92% 108%
50 ムウマ 110% 130%
55 ルージュラ 116% 136%
50 バリヤード 120% 141%
55 ニドクイン 126% 148%
55 ベトベトン 128% 151%
55 ウインディ 132% 155%
55 ニドキング 142% 167%
55 ニドキング 142% 167%
55 バクフーン 144% 169%
55 ヘルガー 185% 218%

 (2)岩雪崩

55 カイリュー 89% 105%
55 フリーザ 173% 203%

 (3)大文字

55 ハガネール 87% 103%
55 ウツボット 89% 104%
55 ハッサム 159% 187%

 

リザードン側は1撃で落とせるケースが決して多くないことがわかります。 素太鼓は危険であり、50最大火力リザードンは弱点を突く攻めが求められています。

 

結果、今回出てきた中で50太鼓リザードンに対して以下のようにまとめられます。

★後出し迎撃可能

55 リングマ おんがえし
55 ガルーラ すてみタックル

★もしかしたら後出し迎撃可能

55 カビゴン おんがえし
55 カイリュー 10まんボルト
55 ポリゴン2 すてみタックル
50 カビゴン すてみタックル
50 ハピナス かみなり
50 ポリゴン2 10まんボルト
50 ミルタンク おんがえし

ミルタンクは同速のため

 

素太鼓ができず対面有利になるケースも多いことがわかりました。もうこれで腹太鼓リザードン(50)は恐くない…と思います。