55ガラガラが剣の舞を使わず鈍いを使うという記事を読ませてもらいました。55サンダー、甘える持ち、エアームド、ナッシー、パルシェンなどに対して脆くなってしまう一方で、55カビゴン、55ミルタンク、遺伝子ケンタあたりに強くなるというメリットがあるようです。
今回は対ミルタンクに対してどの程度有効的であるか元の記事を参考に検討していきたいと思います。
55ガラガラ@太い骨/地震/岩雪崩/鈍い/めざめるパワー虫
55ミルタンク@ピンクのリボン/恩返し/鈍い/ミルク飲み/何か
ダメージ率
まずは双方に与えるダメージ率の確認です。ランクが変わらなければガラガラ側は高確率2発撃墜、ミルタンク側は高確率3発撃墜となります。純粋な殴り合いではガラガラに分があることになります。しかし、ミルタンク側は鈍いを積んでもガラガラより素早さが高い状態を保てるという重大な要素を持っています。また1回でも積まれることでガラガラは剣の舞を使用しても2ターン以内での撃墜が困難になるため、剣の舞では勝つことが困難となることがわかります。そこで鈍いを使用することで純粋な殴り合いに持っていくことを目指します。(※ガラガラはめざ虫想定)
ガラガラ地震
ランク差 | 最低[%] | 最大[%] |
---|---|---|
0差 | 47 | 56 |
-1差 | 25 | 30 |
1差 | 56 | 66 |
2差 | 75 | 89 |
※ランク差=ガラガラの攻撃ランクーミルタンクの防御ランク
ミルタンク恩返し
ランク差 | 最低[%] | 最大[%] |
---|---|---|
0差 | 32 | 38 |
-1差 | 21 | 25 |
1差 | 47 | 56 |
2差 | 63 | 75 |
※ランク差=ミルタンクの攻撃ランクとガラガラの防御ランク
技選択フロー
元の記事を参考に技フローを作成しました。
ガラガラ側技選択フロー
鈍いを積んで歩調を合わせつつ、相手より1回でも積めたら攻撃に変えていくスタンスです。
ミルタンク技選択フロー
初手鈍いは確定、その後は良いところまで積んで攻撃開始。削れるところまで来たら最後は止めの一撃を狙います。X回積むというところで分岐が生じそうです。
X回積んだときの勝率
いつものように対戦考察wiki様からPBSToolsでタイマン試行をします。毎度ありがたく使わせてもらっている神ツールです。
※Java含めてわかってないことが未だに多く間違っていたらすみません。
上記作成した技選択フローを使用し、ミルタンクがX回積むところを変化させてタイマン試行を行い、勝率を出してみます。表はガラ側側の勝率になります。
x | 勝率[%] |
---|---|
1 | 63.4 |
2 | 63.1 |
3 | 63 |
4 | 21.5 |
5 | 16 |
6 | 16 |
80%で2発撃墜となるガラガラ側ですが、相手の2回の攻撃の内1回でも急所を引かせると不利になるため6割ちょっとまで勝率が落ちるようでした。そんなことの前に、4回以上積まれると全然勝てなくなることに気付きました。
999打ち止め処理
ポケモン金銀にはバグとしてダメージ計算の際に攻撃力が999を超えるとオーバーフロー処理を行います(詳細:POKeMON Battle HiSTORiA様 技の仕組み)。PBSでは999で打ち止めとなります。VC環境では大きく減算されることになります。で、肝心の55ガラガラは鈍いを上限に積むと999を超えることになります。そのため、ガラガラの攻撃ランクとミルタンクの防御ランクが等しい状態でもダメージの計算率が異なることになります。下記はランク差無しのときのダメージ率です。ガラガラの攻撃ランクによって値が異なることがわかりますが、攻撃ランク+6のときは確定3発に変わっていることが問題となります。
攻撃ランク | 最低[%] | 最大[%] |
---|---|---|
0 | 47 | 56 |
+1 | 46 | 55 |
+2 | 46 | 55 |
+3 | 46 | 55 |
+4 | 46 | 55 |
+5 | 46 | 55 |
+6 | 41 | 48 |
以上により、先のタイマン試行におけるX≧4の際の戦いではガラガラ側は攻撃ランクが+6まで上がるため勝率が急降下するという内容です。
まとめ
今回は鈍いガラガラとミルタンクの対面を検討しました。ガラガラ側は、
ということがわかりました。ミルタンク側が、覚えておかないといけない話になりますね。この考えはこれはカビゴンでも同じことが言えます。鈍いガラガラを見たら積んで積んで積みまくれ。積んだ回数のカウントはしっかりしましょう!