次のダービーがいつなのかうずうずしているところ、ミルタンクとドククラゲが対面したときに何をするのが良いのかなんて話になりました。ミルタンク有利は違いなさそうですがどんな差が生じるか探求したい性です。
今回考慮するのは次の型。どちらもオーソドックスなエース型とします。
55 | ミルタンク |
♀
|
恩返し | 鈍い | 地震 | ミルク飲み | ピンクのリボン |
55 | ドククラゲ |
♂
|
ハイドロポンプ | ヘドロ爆弾 | 剣の舞 | 身代わり | 食べ残し |
ダメージの確認
まずは双方与えるダメージ率の確認からです。
技名 | 最小ダメ率[%] | 最大ダメ率[%] |
---|---|---|
地震 | 47 | 55 |
地震(鈍い×1) | 69 | 81 |
ドククラゲが食べ残し未所持であれば素の地震2発により65%で撃墜なのですが、食べ残しを持たれると11%に急落します。詳しくは3代目魔人島のダメージ計算ツールにて。ここが今回のポイントの1つになってきます。
技名 | 最小ダメ率[%] | 最大ダメ率[%] |
---|---|---|
ハイドロ | 37 | 44 |
ヘド爆 | 20 | 24 |
ヘド爆(剣×1) | 40 | 47 |
ヘド爆(剣×1、鈍×1) | 26 | 31 |
舞っても崩しきれないというところはミルタンクの硬さをよく表しています。うまく毒を絡ませたいですが、早々の急所が無ければドククラゲの体力が間に合いそうにありません。
ミルタンクの2つの戦い方
ミルタンクの2つの戦い方を考えます。まず1つ目は地震連打型です。同速を活かして相手に隙を与えず殴り続ける案です。前述の通りワンチャン2ターンで倒すこともできます。相手の毒にも屈しないパワフルさで攻め込みます。2つ目は初手鈍い型です。2ターン目以降は先手を渡すことになりますが、ミルク飲みで体力を回復しながら勝機をうかがいます。場が整えば確実に2ターンで倒しにいけるのが最大の魅力ですね。これらの思考ルーチンは下記のようにまとめることができます。
①地震連打型
- ひたすら地震
②初手鈍い型
ドククラゲの動き方
最適が思いつかなかったので3つの戦い方を考えることにします。
①ハイドロポンプ連打型
- ひたすらハイドロ連打
②舞ヘドポンプ型
- 初手剣の舞
- 2手目ヘドロ爆弾
- 3手目以降ハイドロ連打
③身代わりポンプ型
- 初手身代わり
- あとはひたすらハイドロ連打
①はそのままですが火力で押し切る想定。②は2ターン目のヘドロ爆弾で毒を引き戦況が有利にすることを期待するものです。③はせっかく身代わりがあるので使ってみる案です。鈍い読みで先手貰えますが…意味は薄そうです。
シミュレーターを回してみる
いつものように対戦考察wiki様からPBSToolsを使わせてもらいタイマン試行をします。毎度ありがたく使わせてもらっている神ツールです。
※Java含めてわかってないことが未だに多く間違っていたらすみません
乱数2発だったり、毒だったり、命中率85%だったり…手動では手に負えないときに大いに活用できます。さて、先ほど検討した2体の戦い方を組み合わせ争わせた結果が下記となります。表の値はミルタンク側の勝率となります。
戦い方 | タンク① | タンク② |
---|---|---|
クラゲ① | 74.2% | 80.7% |
クラゲ② | 95.6% | 93.0% |
クラゲ③ | 96.2% | 80.9% |
当然のようにミルタンクの高い勝率となりました。まず、クラゲ②を見て頂くとわかる通りドククラゲはヘドロ爆弾に期待することは辞めた方が良さそうです。ハイドロポンプ連打がベターとなりますが、この場合タンク②が6%ほど有利となります。ミルタンクはミルクをガブガブ飲んで確実に殴る体制を整えることが秘訣のようで、いずれものクラゲに対しても8割を超える勝率です。先手を渡しても怖くはないということを覚えておきたいです。
受け出しでも戦える
ミルタンクの恐ろしいところは受け出しできてしまうところかもしれません。ドククラゲに舞われても平気かまずはダメージ確認を追加で行います。
技 | 最小ダメ率[%] | 最大ダメ率[%] |
---|---|---|
ヘド爆(剣×2) | 60 | 70 |
ヘド爆(剣×2、鈍×1) | 39 | 46 |
後者の場合、ハイドロポンプ単発よりはダメージが入るように変わったことは知っておくべき情報です。ドククラゲ側は2回舞うことができれば、命中率や毒の追加効果も考慮するとヘドロ爆弾1択に転換されます。シミュレーションを回す上で動き方も双方修正します。引き続きハイドロポンプに対しても考慮することにします。
ミルタンクの動き方(受け出し編)
①改 地震連打型
- 初手は交代出し
- 2ターン目以降は地震連打
②改 鈍い1回積み型
ドククラゲの動き方(受け出され編)
①ハイドロポンプ連打型
- ひたすらハイドロ連打
④NEW! 舞舞ヘド爆型
- 1,2ターン目は剣の舞
- 3ターン目以降ヘドロ爆弾連打
シミュレーション結果
以上をもとに再度シミュレーションを行った結果が下記です。表の値はミルタンク側の勝率となります。
戦い方 | タンク①改 | タンク②改 |
---|---|---|
クラゲ① | 65.7% | 74.2% |
クラゲ④ | 57.9% | 81.9% |
ここからわかる通り、受け出ししてもミルタンク側が有利であることは変わりません。また、ドククラゲの初手がハイドロでも舞いでも鈍いを1回積む立ち回りができれば勝率7割を超えることになりました。ミルタンクは後攻にはなりますが"相手の攻撃は2発耐える"、"こちらからは2発確定である"というシチュエーションを作れるのが偉いです。ドククラゲ側は戦況に応じて撤退やむなしですね。
まとめ
今回はミルタンクとドククラゲのエース対決および受け出し対決を検討しました。ミルタンクは
- タイマンであれば初手鈍いで8割有利とれる
- 後出しであっても鈍い積む戦い方で7割有利取れる
以上です。同速相手に鈍いで先手を渡して良いというのが斬新でした。耐性があるわけでもない相手に撤退を強いるミルタンクは本当にイカしています。あっ、ちなみに私は魔人島ダービーでミルタンクを4回獲得しています。