今回は努力をしないもとい努力値を振らないハピナスがどの程度強いのか確認してみたいと思います。ついでに個体値の妥協がどの程度影響するかも見てみます。試し割りにはいばみがサンダーを用意しました。
50 | ハピナス |
♀
|
冷凍ビーム | プレゼント | 癒しの鈴 | タマゴ産み | 先制のツメ | |
55 | サンダー |
-
|
雷 | めざパ氷 | 威張る | 身代わり | 食べ残し |
もとより絶対的にハピナスが有利なので、サンダーには1ターン猶予を与えることにした爪ハピナス後出しシチュで検証します。素の攻撃力が低いハピナスなので多少の自傷は平気平気。努力値や個体値の差程度ではビクともしないはずです。多分。検証には、対戦考察wiki様からPBSToolsを使わせてもらいタイマン試行10万回を実施します。毎度ありがたく使わせてもらっている神ツールです。
双方の戦い方
ハピナス側
- 1ターン目は交代出し
- サンダーが冷凍B圏内なら冷凍B優先
- HPが減ったらタマゴ産み
- 麻痺したら癒しの鈴
- あとは冷凍Bから
サンダー側
- 1ターン目は身代わり
- ハピナスがめざパで倒せそうならめざパ優先
- ハピナスが雷で倒せそうなら雷
- ハピナスが混乱しておらずまだ威張れるなら威張る
- ハピナスが混乱していて身代わり貼れるなら身代わり
- あとは雷から
どちらもタイマンであれば自然な思考フローにしました。
回復開始のラインはどの程度
先立って、ハピナスがタマゴ産みで回復し始めるべきHPラインを確認したいと思います。上記【HPが減ったらタマゴ産み】のHPがどの程度かという意味合いですね。検証ではハピナスを攻撃個体値1、攻撃努力値0 としてシミュレーションを回します。以下、結果です。
目安HP | ハピ勝率[%] |
---|---|
180 | 83.5 |
200 | 85.0 |
220 | 85.8 |
240 | 87.5 |
260 | 89.6 |
280 | 90.9 |
300 | 91.4 |
320 | 91.3 |
340 | 91.3 |
360 | 90.3 |
目安HP以下になったところでハピナスはタマゴ産みを使うとしました。いずれも高勝率なのですが、HPラインは300以下が最も勝率が高いです。ハピナスのHP361なので、だいぶ高い値であることが分かります。メロみがエレブーVSカビゴンのときもそうでしたが、基本的にはいばみが・いばメロには結構早めに寝るのが吉ということです。タマゴ産みの潤沢なPPも功を奏することになりますね。以降の検証には、ハピナスの回復ラインは300として行いました。
努力値と個体値はどのぐらい影響するのか
本題になります。理想の攻撃努力値は0、攻撃個体値は1ですが、これを実機環境で実現するには中々骨が折れます。ある程度妥協をすることになりますが、その結果どの程度勝率に影響するのか確かめてみます。努力レベルで比較するのは3つの育成方法です。1つ目は、理想の育成法【努力レベル 0】。2つ目は、ズボラ育成法【努力レベル 23】。3つ目は、従前のアンノーン育成法(ただしタウリン未投与)【努力レベル 57】。努力をしないという努力がどれほど影響するのでしょうか。一方攻撃個体値について、♀固定であるハピナスは基本的には奇数であれば何でも当たりですが、理想は1で最悪はFですね。中間値の5、9、Aも加えた5つの値で比較することにしました。以上を踏まえて、下記シミュレーション結果となります。
個\努 | 0 | 23 | 57 |
---|---|---|---|
1 | 91.4 | 88.9 | 83.8 |
5 | 90.7 | 87.8 | 82.5 |
9 | 89.6 | 86.4 | 80.7 |
A | 88.7 | 84.9 | 79.0 |
F | 88.1 | 84.6 | 78.9 |
行は個体値、列は努力レベルで、表の数値はハピナスの勝率[%]です。結果として、最も高い数値は9割を超えましたが、低い数値は8割を切ることになりその差は10%以上であることが分かりました。個体値の差より努力レベルの差の方が大きそうです。個人的にはズボラ育成法(努力レベル23の列)で十分な数値で十分だなあと思いましたが、どこまで追い求めるかは許す時間等々関係してきそうです。
まとめ
今回はいばみがサンダーに対する後出し爪ハピナスの検証を行いました。その際のハピナスの攻撃力の差がどの程度差が出るか確認しました。ハピナス側の勝率は、
- 8割前後勝てる
- 理想値で戦えば9割超える
- 最悪値だと8割切る
- 個体値の差より努力レベルの差が大きく影響する
となりました。ズボラ育成法イケるやんと思いながらも理想育成法の凄さを目の当たりにした結果です。誤差のような数字の差はテクニックでカバーできるのか否かオラワクワクしてきたぞ。何はともあれ努力したら負けだし働いたら負けかなと思っている。