ポケモンとお洒落はよく似てる。

ポケモンとおしゃれはよくにてる。

ポケモン金銀、ニンテンドーカップ2000、ジムリーダーの城の考察です。明日は忍ばない。

博士の愛したパーティ

魔人島ダービー。人の想いを搔い潜る対戦ゲーム"ポケモン"を凝縮したような遊戯。人は何を考え何を企むのか。浅慮な行動、深慮な行動その全てを見極める必要がある。目の前の陥穽を全て飛び越えたその先はきっと神の頂き。今回は自他共に認めるダービー博士しのぶのパーティ選択までの考えと結果を簡単にまとめたい。

太字で名前を残す

ダービー博士を名乗りながらこれまでの戦績は散々なものでした。15位→16位→4位→12位→5位→12位と入賞も出来ていません。博士界の面汚し、このままでは博士降格危機の可能性もあるかもしれないというプレッシャーで連日夜も眠れませんでした。そこでまずは博士としての威厳を保つことを本ダービー最大の目的とします。具体的には太字で名前を残す、そう目指すは3位です。

大会 3位 2位 1位
第1回 1885 2089 2510
第2回 2020 2605 2680
第3回 1830 1940 2000
第6回 1530 1627 1740

ここ2回のダービーでは3位と言えど1位のポイントに肉薄していることが見て分かります。容易ではありませんが、ひとまず第6回の数値から獲得するべきターゲット目標を1600超えとしました。

種族値帯の攻防

今回は禁じ手ルールという新たな火種が投下され、今までの遊び方とは45度ぐらい変わりました。記載されるポケモンが7/6≒1.2倍になるわけです。高種族値帯への牽制になりながら、その結果高種族値帯を縄張りにしていた方々が中種族値帯に踏み込み、中種族値帯界隈は種族値帯というダービー界のトー横に雪崩れ込む、という構図は容易に想像できます。つまり低種族値帯と言えど、これまでのように簡単に獲得できないかもしれないということです。全ての種族値帯での潰し合いが発生し、前述掲げたターゲットポイントは前回から高騰しないと予想した次第です。これまで以上の熾烈な戦いを覚悟して挑む必要がありました。

パートナーとの決別

私が選択した全てのダービー(第2,3,4,6回)で獲得成功してきたミルタンク。490というほぼ高種族値帯でありながら幸運にも全て通すことが出来ていました。そしてそのことを私は誇らしげに本ブログで報告していました。恐ろしいことに世の中には博士の顔に泥を塗ろうとしてくる悪い組織がいます。特に今回の禁じ手ルールはリスク無しに遠隔攻撃が可能。TVで富豪アピールをしている芸能人の豪邸へ強盗が忍び込み高級時計が狙われるのと同じ。間違いなく我が家のミルタンクはダービーロケット団に狙われると確信しました。彼女を守るためミルタンクとの決別を決意。所詮彼女とは遊びでした。このルールを見た瞬間に新たな嫁候補選びを開始しました。

家訓を変えろ

これまでのダービーでもパーティ選出には熟考してきました。しかし6体通すことは叶いませんでした。凡才な指揮官である私の力ではそこに至らないことは認めざるをえません。前回ダービーから約1年半の間、精進してきましたもののアスリートとして全盛期を過ぎているのではという不安しかありませんでした。丸佳浩も同じ気持ちでしょう。もはや割り切りが必要であり全て通さず1体被りは許容した立ち回りは必要不可欠と判断しました。皆仲良くという我が家の家訓は捨てて、力無きものは見捨てるという非情な命令をパーティ面々には下しました。

博士の親心

今回も前回同様にダービー広報部として、オフィシャルサポーターとしての自負から連日の告知を微力ながらさせて頂きました。結果12日続けることができました。本来であれば告知されたその日から行う予定でしたがダービーのこと普通に忘れていました。ダービー参加者は増えるほど盛り上がるのは違いありませんしドラマも生まれます。また、ダービー参加忘れ防止にも一役買うことができるかもしれません。参加失念したダービープレーヤーの泣き顔を見たくないというダービー博士の親心から日夜睡眠時間を削りながら不毛なデータ集めに刻苦しました。研究結果は私の選択メンバーにも色濃く反映されることになります。

博士のパーティ

長いブログは苦手です。そろそろ私の選択したイカれたメンバーを紹介するぜ!

ニョロモ

先発はニョロモ(300)。これまでの選択実績は無い。進化系を含めて人気が無い品種である。400未満の低種族値帯において未開の地と言える選出0ポケモンは約40種いる。ナ行は獲得成功率が低いというデータがあるのを分かった上での選択をした。初代でのドット絵を見返すと思ったより気持ち悪い()。このダービー、気持ち悪い奴ほど獲得しやすいというジンクスが強くある。初手からデータは捨てる。己の直感を信じろ。とは言え最も獲得成功率が低い1枠目であるため低種族値を選ぶ慎重な1手とした。▲2六歩、ニョロモだ。

ムチュール

次鋒はムチュール(305)。同じく選択された実績は無い。種族値順にした際にピカチュウと隣り合わせになるため悲惨さが目に留まる。目標数値1600を考慮すると320程度の種族値は欲しいわけだが少し足りない。リトルカップでも使用しているプレーヤーが若干名いて危険な匂いもする。しかしながらマ行およびジョウト出身は獲得しやすいのは周知の事実。やはり博士の研究結果を信じる。「自分がやってきたことは絶対に裏切らない。苦しいことをやってきた人間って、心の芯がしっかりしていると思うんです。」バレーボールの竹下さんのお言葉を思い返してくれた1体、ムチュールだ。

ニドラン♂

中堅ニドラン♂(273)。これも選択された実績は無い。鬼門の3枠目であるため最も深く検討する必要がある。300にも満たないが3枠目はこれぐらい石橋を叩いて渡りたい。ニドラン♀も同様であることから当初♂♀両取りも視野に入れた。しかし罷り間違って同じことを考えている方がいればこのデスゲームはBAD ENDで終演する。1体被りは問題ないという自分ルールを思い返して♂1体の指名に留めた。♂と♀のどちらかにするかという検討の余地はあったが、種族値の低い♂は選ばれる可能性も低いと感じ取った。博士のシックスセンス。自分をブルース・ウィリスと信じ込ませる1体、ニドラン♂だ。

ヒメグマ

三将ヒメグマ(330)。これも選択された実績が無い。ファンシー系のポケモンは被りやすいという傾向はあるが、1体も選ばれたことが無い時点でその括りには入っていないということだ。よくよくこのポケモンを見ているとどうも過去作ポケモンの面をしていない気がする()。最新作SVで初登場しましたと言われても納得できる。可愛いのに誰にも認知されていないのはタイムトラベルしてきて皆の記憶に無いからかもしれない。ヒメグマタイムトラベラー説。博士はSTEINS;GATEの世界に入ったのか。どこかで世界線が移ったのかと思わせる1体、ヒメグマだ。

イシツブテ

副将イシツブテ(300)。これも選択された実績が無い。お気付きだろうか。ここまでの5体は選択実績皆無の低所属地帯からしか選んでいない。締め切り15分前からパーティメンバーを優雅に検討し始めた博士なのだが、家庭事情で通信環境が不安定であり通信制限下でインターネットをしなくてはいけないという過酷なハンデを背負ってダービーをしていることに気付いた。万が一提出が0時を過ぎてしまったらどうしようかという不安で一杯だった。そんな中慌てて選んだのこの丸い奴だ。気持ち悪いし多分いける。通信制限の厳しさをひしひしとと感じさせる1体、イシツブテだ。

ルージュラ

大将ルージュラ(455)。ミルタンクの代わりとなる新しいパートナー候補。低種族値のみを選んでいくと、どうしても高中種族値帯からも選ばないと1600には届かない。極めて重要な勝負手である。選択実績は前回の1回のみ。選んだ方の選択傾向を見ると連続して選ぶことは無さそうであったため、寝取ることにした。ルージュラ、お前に博士パートナーという大役が務められるか?キャプテンピカチュウ並みに重要なポジションになる。もしも獲得できた際は、彼女のことをキャプテンルージュラと呼んでもらいたい。

禁じ手:スイクン

ジョーカースイクン(580)。本当はダービープレーヤーの哀しむ顔を見たくないため、禁じ手を使用しないことも考えていた。博士優しいから。しかし博士の面子のため、心の鬼を呼び起こした。超高種族値の獲得は結果を大きく覆す可能性があることから選ばせてもらった。あの6体からであれば誰でも良かった。

結果

第7回魔人島ダービー結果発表

4位。目標としていた3位に1歩届かなかった。紛れもなく博士の敗北である。まずルージュラを含む5体を獲得できたこと、その結果1600を超えるポイントを叩き出したのは評価に値する。読み切れなかったのは3位に1895ポイント必要な高レベルな大会であったという点。具体的な傾向調査や反省は今後行う必要がありそうです。欠番さんのポスト通り上位3名は歴代優勝者で揃っているのは特徴的と言えます。やはり神々の遊びなのか。

のりすけ(と、しのぶ)よ……!なぜ負けたのか分かるか?…… …… ……お前が ポケモン達への信頼と愛情を忘れとるからだ!それではどんなに頑張ってもトップには立てんぞ!