ポケモンとお洒落はよく似てる。

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ポケモン金銀、ニンテンドーカップ2000、ジムリーダーの城の考察です。明日は忍ばない。

エレブークエストⅡ

前回に引き続きメロみがエレブーの検証です。今回はカビゴン相手を考えます。カビゴンはエースで寝言持ちもしくは地震持ちとします。

55
エレブー
10万ボルト 冷凍パンチ メロメロ 身代わり 食べ残し
55
カビゴン
捨て身タックル 鈍い 寝言or地震 眠る 食べ残し

寝言持ちは地震持ちの上位互換に見えるのですが、地震よりダメージを稼げないことが少し響きます。具体的にはエレブーがHP満タン状態で捨て身タックルが入っても26%で117ダメ未満となり、エレブーが2連続で身代わりを貼れるようになります。短期決戦は地震持ちの方が有利となります。当然、寝言を駆使することで長期戦に引き釣り込むことを目指すことになります。

連続でメロっても

エレブー側としてはHP満タン就寝カビゴンを10万ボルトだけで崩すには、何回連続でメロれば良いのか考えると4メロから5メロ必要になります。下記はエレブーの10万ボルトを食べ残しカビゴンに対して攻撃し続けた際の最小ダメと最大ダメの表になります。これは急所未考慮ですが、6回攻撃して急所が出る確率は33.8%であるため実質5メロ(=3.1%)は考えなくてはいけません。現実的には厳しいのが見てとれます。

ターン 最低ダメ 中間ダメ 最大ダメ メモ
1 54 59 64 ぐぅぐぅ
2 90 100 110 ぐぅぐぅ
3 126 141 156 1メロ
4 162 182 202 2メロ
5 198 223 248 3メロ
6 234 264 294 4メロ
7 270 305 340 5メロ

双方の戦い方

10万だけで中々崩せないことを考えると、双方下記のような動き方が考えられます。

(1) エレブー側

  • 1ターン目メロメロ
  • 身代わり貼れれば身代わり
  • 大体1発圏内なら10万ボルト優先
  • カビゴンが正常でHPがα以上であれば冷凍パンチ
  • カビゴンが眠りor氷or麻痺状態であれば10万ボルト
  • 該当しなければ10万ボルト

(2)-1 寝言カビゴン

  • 1ターン目は捨て身タックル
  • HPがβ以下であれば眠る
  • 寝言が出来るターンであれば寝言
  • 該当しなければ捨て身タックル

(2)-2 地震カビゴン

  • 1ターン目は地震
  • HPがβ以下であれば眠る
  • 該当しなければ地震

エレブー側の戦い方が肝になりそうなのが、①冷凍パンチで凍らせて勝つ ②メロ運に賭けて10万V連打 の2種が主な考え方でどこかのタイミングにて①から②に切り替えていくことが求められそうです。今回は切り替えるラインがあるかどうか調査することにします。また、カビゴンも眠るを使うタイミングがシビアであり、どこか都合の良いラインがあるか合わせて確認してみます。

シミュレーションを回す

対戦考察wiki様からPBSToolsを使わせてもらいタイマン試行をします。毎度ありがたく使わせてもらっている神ツールです(使い方違っていたらすみません)。

VS寝言カビゴン

早速シミュレーションを回します。表はエレブー側の勝率[%]となります。カビゴンの最大HPを超えるα=293は実質冷凍パンチは未使用のシチュエーションになります。

β\α 293 270 250 230 210 190 170 150 130 110 90
190 29.4 32.5 33.5 34.0 34.1 34.4 34.7 34.9 35.0 34.9 34.5
170 29.0 32.4 33.7 34.0 34.2 34.3 34.4 34.3 34.4 34.4 33.9
150 29.7 32.6 33.8 34.3 34.5 34.3 34.0 34.0 33.9 33.7 33.6
130 30.9 33.6 34.5 34.7 34.8 34.6 34.2 34.2 33.7 33.5 33.5
110 32.1 34.6 35.4 35.4 35.4 34.7 34.6 34.2 33.9 33.6 33.4
VS地震カビゴン

こちらもエレブー側の勝率[%]となります。

β\α 293 270 250 230 210 190 170 150 130 110 90
190 35.6 35.5 35.2 34.9 33.9 34.2 34.8 35.2 35.3 35.1 34.8
170 34.0 35.1 34.9 34.5 34.2 33.8 34.1 34.2 34.1 34.1 33.9
150 33.2 34.4 34.6 34.4 34.0 33.9 33.6 33.2 33.4 33.2 32.9
130 33.3 34.8 34.9 34.7 34.4 34.0 33.4 33.3 32.7 32.6 32.5
110 33.8 35.1 35.2 35.0 34.7 34.1 33.9 33.3 32.8 32.5 32.4
2つのタイマン結果から分かること
  • エレブーはタイマンでは勝てるのは3回に1回ぐらい
  • 地震カビより寝言カビの方がちょっと良い
  • 冷凍パンチから10万ボルトへの切り替えは寝言カビならHP210程度。地震カビならHP250程度
  • カビゴンが眠るのはHP150~170ぐらい。寝言カビであればHP170ぐらいで良いかも

意外だったのは冷凍パンチから10万ボルトに切り替えた方が良いラインは高めということです。メロ運を期待しての10万ボルト連打もぼちぼち芽があるということですね。また寝言カビと地震カビとでそのラインが少し差があるのも気になりました。上手く言語化出来ませんが、地震カビに対しては凍らないのならさっさと素眠りに追い込んだ方が良いということかもしれません。

一方でカビゴン側は早くに寝る必要は無さそうです。地震カビの方がHPが低めなのは、先と同様に素眠りに追い込まれると良くないということの裏返しかと思います。

1回身代わりを貼っておくと

先にエレブーが身代わりを貼っている状態でカビゴンを後出ししたときの結果です。表はエレブー側の勝率[%]となります。ここからは分かりやすくするため(と手間だったので)、β(カビゴンが眠るタイミングのHP)は150固定とします。

VS寝言カビゴン
β\α 293 270 250 230 210 190 170 150 130 110 90
150 42.6 44.8 45.7 46.2 46.5 46.2 46.1 46.1 45.7 45.7 45.6
VS地震カビゴン
β\α 293 270 250 230 210 190 170 150 130 110 90
150 49.7 49.3 48.9 48.3 47.9 47.7 47.0 46.8 46.8 46.6 46.3
ひとつの仮説

身代わりを先に貼っても勝率5割に届くことは無さそうですが、五分五分に近付きます。ここで違和感があったのは地震カビゴンの結果。エレブー側は冷凍パンチは不要という結果になりました。これまでの感覚と異なり、言語化が非常に難しいです。とりあえずこれは受け入れることにします。これは先ほどのタイマン結果からは導けなかったことに注目です。ここで仮説が立てることにします。

「エレブーヤバいときだけ冷凍パンチ使え説」

です。エレブーの戦い方にメスを入れます。

(1) エレブー側

  • 1ターン目メロメロ
  • 身代わり貼れれば身代わり
  • 大体1発圏内なら10万ボルト優先
  • カビゴンが正常でHPがα以上かつエレブーのHPがγ以下であれば冷凍パンチ
  • カビゴンが眠りor氷or麻痺状態であれば10万ボルト
  • 該当しなければ10万ボルト

このように戦い方を変えたときにタイマンするとどうなるか再度検証をします。

再度シミュレーションを回す

γを悩みましたが、一律としてγ=73としました。このHPはエレブーがカビゴンから地震を1発貰った状態になるためです。局所的な状況だけ冷凍パンチを使う設定としたときの結果が下記の通りです。

VS寝言カビゴン
β\α 293 270 250 230 210 190 170 150 130 110 90
150 29.7 32.4 33.3 33.7 34.1 34.1 33.9 34.0 33.9 33.9 33.8
VS地震カビゴン
β\α 293 270 250 230 210 190 170 150 130 110 90
150 33.2 35.2 35.8 35.6 35.6 35.2 35.0 34.7 34.9 34.7 34.7
仮説の結果

エレブーの勝率を最初に行ったタイマン結果と見比べると、

となりました。つまり素眠りカビに対してのみ説は立証されます。これは凍結を相手を倒すためではなく自身の回復のために使うためではないかと推察しました。寝言カビに対してはやはり凍結して倒すのが基本のようです。

まとめと残課題

今回は55メロみがエレブーと55カビゴンの対面を検討しました。55メロみがエレブーは、

  • 連続5メロ引いたら10万ボルトでも殴り倒せる
  • 冷凍パンチを絡ませればタイマン勝率は34%ぐらい
  • 寝言カビの方が辛い
  • 冷凍パンチから10万ボルトへの切替ラインはHP210程度
  • 切替ラインは地震カビ相手ならHP250程度
  • 身代わりを先に貼れれば勝率は5割にそこそこ近付く
  • 地震カビに対してはヤバいときだけ凍結狙いをするのもあり

以上です。所々言語化できない結果が一部あったため、もしかしたら内容の見直しが必要になるかもしれません。また、今後の課題としてはPP戦間際になったときの戦いの組み方を挙げます。眠り持ちのカビゴンが有利のはずですが、うまく表現が出来ませんでした。頭が整理できればエレブークエストⅢに挑戦してみます。ただし、ナンバリングで3が名作だったゲーム無い説ってのがあるため結果はあまり期待できないかもしれません。