ポケモンとお洒落はよく似てる。

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ポケモン金銀、ニンテンドーカップ2000、ジムリーダーの城の考察です。明日は忍ばない。

N型変異株マタドガスがいた

鳴海型ムウマ、サポートムウマと呼ばれる型があります。

 50ムウマ@奇跡の実 怪しい光/毒々/痛み分け/滅びの歌

のような技構成です。2020年、某氏が突如爆誕させた、対戦環境に激震を与えたムウマ(魔人島)とまで称されており、魔人島ブログでもその魅力について語られています。

plaza.rakuten.co.jp

 

そんなムウマに近しい型のポケモンがいました。マタドガスです。

f:id:sinobu2000:20210722200343p:plain50マタドガス@光の粉 煙幕/毒々/痛み分け/火炎放射

 

以下、各技+αの考え方について記載させていただきます。

 

痛み分け

重要なダメージソース。この技があるから成り立つ型と言って過言ではありません。ただしムウマに比べて素早さが足りないのが難となりますが、後攻からの痛み分けも中々の威力となります。なお素早さが逆転している種族値85(ムウマ)未満、種族値60(マタドガス)以上には、フシギバナドーブルニョロボンパルシェンエアームドシャワーズブラッキーハッサムバンギラス、ピクシー、ポリゴン2といったよく見るメンバーがいます。

痛み分けを使う上で防御面についても気になりますが、主要面子による1撃撃墜は50ガラガラの地震(確1)や50フーディンサイコキネシス(53%)、50ナッシーのサイコキネシス(20%)辺りが挙げられます。エースまで幅を広げて見ても、55スターミーのサイコキネシス(41%)が増える程度です。防御が優れているだけあり、地面一致の地震を55エースから直撃してもガラガラ除いて1撃で堕ちないことは覚えておきたいです。

 

毒々

重要なダメージソース2。毒ポケモンが毒技使って怒られることはありません。痛み分けとの使い分けで、相手の交換のタイミングや先手HP満タン時でぶち込むのが良い使い方でしょうか。仮に裏に鋼を持ってこられようが、こちらは火炎放射を控えているので大丈夫大丈夫。

 

煙幕

煙幕の命中率を忘れていた方もいらっしゃるかもしれませんが、100%です。鳴海型ムウマ怪しい光に該当する枠です。相手が交換を選択したとしても、打ち損しないという表現が良いかもしれません。ただし怪しい光と比べると、相手の積み技や回復技に意味を成さないという点、この技自体を重ね掛けをしなければ意味を成さないという点は明確にウィークポイントと言えます。とは言え、煙幕を受けて安心できるプレーヤーはとんだドMです。重ね掛けを嫌い、攻め急がせる効果が十分に期待できます。痛み分けと毒々の隙間を縫って繰り出す必要があります。今回持ち物を光の粉にしているのは、煙幕を持たせる意味を厚くするというのが狙いです。

 

 火炎放射

止めの1撃用攻撃枠。滅びの歌に該当する枠はなく火炎放射を採用。ムウマの痛み分けを使用してダメージレースを狙っていくと、互いのHPが極小になった際に最後打ち負けるというシチュがあります。そこで威力95の攻撃技を採用することで、止めとして使用できることを想定しています。大文字とはせず、あえて命中率100%の技にしている、毒々が効かない鋼やフシギバナに有効にしているというのが良いポイントですね。パーティのバランスに合わせて10万ボルトにする選択肢はあるかもしれません。

 

大爆発

 今回採用されていない技マタドガスと言えば爆発は必須と見せかけて採用していないというのが面白いところです。これは、鳴海型ムウマくろいまなざしに該当する枠です。相手の爆弾読みによる交換を狙っているところへ前述の技々をぶち込む狙いです。あるかどうか最後までわからないというのが面白くて、そこまで痛み分けで粘ったりもできるかもしれません。

 

道連れ

 今回採用されていない技2ムウマと同じですね。相手にあると思わせながら攻撃をさせずに煙幕で文字通りけむに巻いていくとかそんな使い方でしょうか。

 

 

ムウマと異なりカビゴンやガラガラ、その他ノーマルアタッカーといったところには弱い点は否めません。本マタドガスをパーティに採用する際は、ノーマル地面受けを別に用意する必要がありそうです。一方で、攻撃枠を1つ持っているので対鋼や対毒に対しての優位性はありそうです。ムウマとはターゲットとしているポイントが違うということを念頭に置いた方が良さそうですね。

特にまとめもないですが、爆発持っていそうで持っていない。そんな面白い型でしたので紹介の意味を込めての記事でした。