20年後に絶対忘れていそうなんで備忘として書き留めておこうと思うシリーズです。毒ダメージが入るタイミングについてです。
毒ダメージが計上されるタイミング
きんのいればブログにて、下記のような記事があります。自分のターン終了時にダメージがあるものについての解説です。
またターンカットを含む対戦のフロー処理の流れは、ジムリーダーの城 対戦考察wikiの下記項目にて記載があります。
フロー図から一部抜粋させていただきましたが、毒ダメージは下記図の「技繰り出し後処理」にて計上されます。先手プレーヤーを仮定していますが、先手プレーヤーとしての実質最後の処理で毒計上されます。後手プレーヤーの行動後にあるターン終了時処理(全体)ではないということを認識しておかなければなりません。
毒飛ばし戦術
毒ダメージが計上されるタイミングを覚えておかなければいけないのは、エアームドのように毒々と吹き飛ばしを絡めるような戦術を使用するときかと思います。毒を入れた後に吹き飛ばしを行うことで、自身にダメージ負うことなく相手の体力を削る戦術です。よく見ますが、下記のような構成をイメージします。
50エアームド@薄荷の実 ドリル嘴/毒々/吹き飛ばし/眠る
吹き飛ばしを行った際に、毒ダメージ有無をシチュエーション別に整理しておきます。
- 毒有りポケモンから毒無しポケモンへ交代したところへ吹き飛ばし
- 毒無しポケモンから毒有りポケモンへ交代したところへ吹き飛ばし
- 毒有りポケモンが技繰り出したところへ吹き飛ばし
- 毒無しポケモンが技繰り出したところへ吹き飛ばし
毒ダメージが入るのは、シチュエーション2.と3.ですね。両方とも先手プレーヤーが毒有りポケモンを場にいる状態で先手側はターンを終えているため、「技繰り出し後処理」にてダメージ計上がされます。一方でシチュエーション1.と4.は逆に毒無しポケモンがいない状態で先手側はターンを終えているため計上はされません。
例えばエアームドをイメージすると対面有利なカビゴンではなくその背後の対面不利な面子へ毒を入れておくことが大事ということになりそうです。背後へ毒が入ってしまえば、カビゴンとエアームドが対面した際に、カビゴン側が対面を嫌って毒有りポケモンへ交換する可能性が高く、そのタイミングで吹き飛ばしを行えば、シチュエーション2.となり、エアームド側は無傷で相手の体力を削れます。
こらきしヘラクロスと毒
毒ダメージが入るタイミングを覚えておかなければならない状況として、もう1つこらきしヘラクロス戦を挙げておきたいと思います。「あっ、こいつこらきしヘラクロスだ!毒入れたろ!」と思わずなるのですが、ヘラクロスが先手を取っている状況では危険です。
先手ヘラクロスに毒が入っていても、こらえるで体力1となるのは後手側のターンであるため、こらえたターンでは毒でダウンしません。体力1となって次のターンを迎えますが、起死回生にて1撃で相手を倒すと「ターンカット」が発生します。先手側では上記図の※1のターンカットフラグが発生して「技繰り出し後処理」が発生せず毒ダメージが入りません。後手プレーヤーは死に出しを行うため攻撃ができないわけで、毒が入っていても先手が取れず起死回生1発のシチュエーションが続くと負けてしまいます。
まとめ
今回は毒ダメージが入るタイミングについてのおさらいでした。
- 毒が入るタイミングは自分のターンの終わり。全体のターン終了時ではない
- 毒飛ばし戦術を行うには対面不利な面子に毒を入れておく
- こらきしヘラクロスに毒入れても油断はできない
以上です。3世代以降は仕様が異なるようなので、一層忘れてしまいそうな仕様です。20年後の私へ向けたメッセージでしたが、このブログが残っているのか、書いたことを覚えているのか、さておきどうでしょうか…。